こんにちは 首をもっと大事にしよう、ふとそう思った あやみです。
『歳を重ねたからこそ分かってくること』
って、結構あると思うんですよね。
ん~じゃあ具体的に何が?と言われれば
どう答えていいか難しいのですが…。
先日、私が昔ハマっていた漫画を引っ張り出して今一度読み返しておりまして。
小学生の頃から好きでずっと楽しく読んでいたその作品は、少女漫画らしく恋愛ものをメインに描きながらも、とても温かいヒューマンドラマもしっかりと描かれていて。
当時の私は幼いながらにその一つ一つの
エピソードに感動して涙を流したりも
してました。
その思いだけは変わらずずっと胸の中にあり
漫画が完結した後も、何かにつけて
「あれは良い作品だよ」
と人に薦めたり、一人思いふけったり…。
とにかく私の中で
「良い作品」
というカテゴリーに分類されたその作品はいつまでもずっと私の中で、ある所定の位置に置かれておりました。
その後も何度か一気に読み返すことは
あったのですが、その度。
「あ~やっぱいい作品ね」
と思ってまた元あった場所に戻し。
また長い年月が経って、今。
アラサーの私になってふと急に。
「そういやあれ、もう一度読みたいな…」
と唐突に思い、また一気に読み返し始めました。
すると…。
昔、何となくでしか理解していなかった内容が
メチャクチャすんなり
入ってくるではないですか!
昔はキャラ重視で見ていた節が強かったので
よく分からないセリフはなんかは
と、キャラフィルターで誤魔化して
読んでいたんですね。
それでも多少の理解は出来ていたので
「これはめちゃ感動する漫画!」
とカテゴリーづけすることは出来てました。
が、今回歳を重ねて読んだら。
どうしたことでしょう!
昔スルーしていた
- キャラのセリフ
- キャラのしぐさ
- キャラの心情
が
まるっと手に取るように
分かるじゃないですか!!
その結果…。
めっちゃ泣く。
当時分からなかったキャラ(特に大人キャラ)の心情が分かるようになった上、歳のせいで涙もろくなったのもあって。とにかく少し読んでは泣き、また少し読んでは泣きを繰り返しての読書タイムになりました(^_^;)
当時の私はそれだけでこの作品の全てを掌握した気でいましたが、やはりそれ相応の歳を重ねてみないと共感出来ない場面もあったりするもので。
例えば、当時の私のその漫画への印象が
『赤』
だったとしましょう。
けれど歳を重ねて改めて読んだその作品は
『見かたによってはピンクに近い赤のようだったり、それは血の赤だったり、はたまた甘いイチゴを思わすような赤だったり、時にドスの聞いた濁った赤にも見える』
と、一口には語れないような色に
なっていたんですよね(゜-゜)
もし今、読み返そうとしなければ私の作品へのイメージは未だにただの『赤』で終わっていたかもしれない…。
世の中にはそういうことが時々よくあります。
「あ、これってそういうことだったんだ!」
と、歳を重ねてからようやく分かること。
まさか幼い頃の私には、こうして新たな発見をする私がいるなんて想像もしなかったろうな~なんて思ったりしますが。
逆を言えば。
まだこれから先の私からすれば
今の私にも同じことが言える訳ですよね?
それは少し怖いような…楽しみなような(笑)
なるべく楽しい発見が出来るよう。
先の私につながる今を精いっぱい過ごさないといけないってことですね~(*^_^*)
今に絶望したり失望したりすることは
いっぱいあるけど。
もしかしたらまだまだ分かって無いことも
沢山あるかもしれないですからね。ウム