こんにちは 薬指の爪ばかりよく折れる あやみです
私は同年代の方達と比べると比較的図書館という市の施設を利用する機会が多い方だと思うのですが(とは言えムラがありますが)
気まぐれに訪れて気になる本を見つけて借りることもあれば、事前に何かで情報を得てその本を目的に借りに赴くことも。
以前、YouTubeで紹介されていた本が気になったのですが、その本はあまりにマニアックで、これ誰が読むんだよって思うような本だったんですね。
図書館にあるわきゃねぇ〜よな〜、と思いながらネットから市の図書館の蔵書が調べられたので、そこで本のタイトルを検索したところ。
あるわ。
と、びっくり。
いや、あんのかい!
いやいやこの地域で読む人いるか?と思いつつも、あるなら試しに借りてみるかと図書館へ行ったところ、あるどころかシリーズがしっかり揃ってるとまできた。
いや揃ってんのかい。
と本棚の前で脳内サイレントツッコミを入れつつもその1巻を手に取ると、何とその読み込まれたであろうくたびれ感にも驚いた。
いやいや、え?こんななるまで色んな人がこの本を手にしてきたってこと?この地域の人々が?え?
と。
どうやら私が思っているよりも色んな考え方や嗜好の人々がこの地域には暮らしているんだなぁとしみじみ感心しつつ
私もその内の1人として本を借りて帰り、のらりくらりと気が向いたら読み、結局読みきれずに返却しました。
それからしばらくが経ち、ふらっと図書館に寄った時、ふと
「そういやあの本…」
と思い出しその本が置いてある棚へ何となく言ってみたところ。何と1巻が誰かに借りられているでは無いですか。
今、まさに、誰か読んでる人おる!
と、静かに驚き、少し感動。
あのボロボロ具合で今までにこの地域の色んな人が読んできたんだなぁとは思っていたけれど、今、まさに、それが証明されているなんて…。
世界は狭いけど、結構自分の思考に留まらないことがその狭い世界のさらに狭い地域で展開しているもんだ、と。