エッセイ日記

【細胞変化②】気遣いの出来る足のイボ

こんにちは お腹は空いて無いのにお昼12時を過ぎると何か食べなきゃという気持ちになる あやみです

 いやはや前回、足の甲に突如として現れたイボと死闘の末、何とか滅したと思ったイボは何事も無く見事キレイに再生した。というお話をさせて頂きました。

↓前回の記事

あんな痛い思いまでして私の体から滅したと思ったイボは、本当にキレイに、何事もなかったかのように切られる前と同様に再生したのです。

「嘘でしょ…、こいつ、一生離れないつもり?」

 

と絶望に肩を落とし、仕方なく再びイボとの共同生活が始まりました。

大きな問題ではない、普段から痛くてしょうがないわけでもないし、それが原因で日常生活が困って困って仕方が無い、と、言う訳でもない。

これはもうどうしようも無いことなのかもしれない、それもまた私の一部として受け入れて行くしか無いのかもしれない…。

と、半ば諦めつつも。

「いや、まだ液体窒素がある」

私の目はまだ死んでいなかった。まだ希望を捨ててはいなかった!

液体窒素とは、冷却された窒素の液体だそうで、(よくテレビとかで気体を発生している不思議な液体に薔薇の花を入れたら一瞬にして凍って軽く握っただけでバラバラと崩れるアレ)それを使えばイボを凍らせて取ることが出来るという治療法のようなのですが、まぁ治療な訳でもちろんお金がかかります。

当時ジリ貧生活を送っていた私にとって生活費を毎月用意するだけでも大変なのに、そんな突然の出費にお金を出すというのは死活問題だったのです。

それ故最初も自分で何とかしようと、自分でイボを切り落とすという危険極まり無いことをしでかしたのですが(皆さんは絶対マネをしないでください!とにかく危険ですし、何よりただただ痛い!)結局痛い思いだけして何もならず。

泣く泣く、

「次の給料が出たら皮膚科に行こう…」

と決心。

「しょうがないよね、とても痛いけど(懐具合が)自分の為だから」

と次のお給料日までの数週間を最後の共同生活としてイボと共に過ごすことを決めた、のですが。

ここからが本当に驚きで、そう決意した途端、急に憑き物が落ちたようにたった数日でそのイボが跡形も無く消えていったのです。

それはもう、キレイに。

突如現れて約一年くらいただただそこに居続け、思い切って切り落としても何事もなかったかのように復活し再び私の一部としてそこにいたのに、私がなけなしの金を使う決心をした途端、跡形もなく消えたイボ。

まるで私の懐具合を気遣って「流石に生活費まで奪って居続けるのは悪りぃよ」と言わんばかりにあっさりと去っていったイボに驚きながらも、何だかちょとした感動すら湧いてくるようでした。

おかげで翌月も必要分の生活費だけで過ごすことが出来、あまりにもキレイにいなくなったので、本当にここにイボがあったんだっけ?と時々不思議に思ったりもします。

これを書きながらふと、もしかしたらあれは何かとある存在が一年程私に寄生して共に過ごし(強制退場させようとしたがまだその時ではないので復活し)ステイ期間が終わったからそそくさと帰っていったのかもしれないな(笑)

と、思ったり。

 

長々と『私とイボ』の話をしましたが、本当に人の体とは不思議なもので、今回みたいに、あんなに悩んでいたのに急に無くなったとか、逆に急にこんなものが生まれたとか。意味があるのか無いのか。

兎にも角にも、まだまだしばらく地球にいる間はこの体にお世話になっていくので仲良くしていきたいですね。( ^ω^ )